アンガーマネジメントでイライラ解消! 棚多里美先生講座受講
2/2に、広島市中区で、NPO法人日本タッチ・コミュニケーション協会主催の講座を受講しました。
一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネンジメントコンサルタントの棚多里美先生による、
「アンガーマネジメントでイライラ解消!いい笑顔!」
です。
イライラしなくなれるのか!?
アンガーマネジメントとは
講義によると、
アンガー=怒り マネジメント=後悔しないこと
で、
怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らないようになること。
つまり、怒ってはいけない!のではないのだそうです。
目からウロコのポイント3つ
①些細なことで怒るのはみんな同じ。
怒りは些細なことへのイライラの積み重ね。
「些細なことでイライラする自分」にがっかりしなくて良いのです。
子供が散らかしてイライラ、飲んで帰った主人へのイライラ・・・
日頃、自分ってなんて器が小さいんだろう、と思っていましたが、
講座でお隣の受講者さんに聞くと
自分とそっくりのイライラネタでした。
自分だけじゃない、みんな同じ。
②怒ってはいけない。ではない
冒頭の アンガーマネジメントとは に書いた通り、
アンガーマネジメントは怒らないことではない。
怒る必要があると”判断”したことは怒る。
・・・そんな冷静に怒れない、と思ってしまいますが、
それをトレーニングするのがアンガーマネジメントなのかなと思いました。
③怒りにはポジティブな要素もある
ネガティブのイメージが強い怒りですが、
ポジティブな要素として、
(何かをするための)エネルギーになる
ということがあります。
絶対負けない! 成功してみせる! などと怒りをエネルギーに変えるということです。
アンガーマネジメント 3つのコントロール
アンガーマネジメントでは3つのコントロールを行います。
3つのコントロールとは、
- 衝動のコントロール
- 思考のコントロール
- 行動のコントロール
衝動のコントロール
反射的に怒りで反応することを避けるためのコントロールです。
方法は、怒りを感じたら6秒待ってみる。
そして、
- 自分が落ち着ける言葉を唱える
- 怒りの”度合い”を数値化(1-10のレベルで表すなど)して自分の怒りを分析・理解する
- できればにっこり笑う。無理矢理笑うことで気持ちを切り替える。
そんなどころではなく、感情をコントロールできなくなりそうな場合は、
その場を離れて一旦リセットする。
思考のコントロールと行動のコントロール
今の怒りは、許せる怒りなのか、許せない怒りなのか。
怒りの正体は、
自分自身(他人ではない!)の”こうあるべき”という理想と現実とのギャップ
このギャップにより、不安、嫌だ、苦しい、心配などの
第1次感情が生まれ第2次感情である怒りとなる。
そしてこの”こうあるべき”は状況によって変化します。
そのため、同じことでも許せる時と許せない時がある。
許せる相手と許せない相手がいる。
そこで、思考をコントロールすることにより、
許せると許せないの境界を安定させる。
そして、
許せない・怒る必要がある かつ 自分で変えられること
についてのみ行動するように行動をコントロールする。
自分で変えられないことは、受け入れる、放っておくことができるようになる。
ちなみに行動として相手にお願いをする時は、
怒りではなく第1次感情を伝えてからお願いをするようにすると良いそうです。
コントロールするためのトレーニング
思考と行動のコントロールをできるようになるためには、
自分の怒りを記録すること
記録することで意識すること、が重要です。
記録する内容は、
- 怒りを感じたことと怒りのレベル(数値化して理解する)
- 怒りの正体、”こうあるべき”は何か、第1次感情は何か
- 自分も周りもよくなるために、どう考えなおしたら良いと思うか
実践したいこと
講座を受けてまず実践したいと思ったこと。
- 些細なことでイライラしていると落ち込むのをやめる。
- 衝動のコントロールを心がける。6秒待つ。落ち着く言葉を身につける。
- 怒りの数値化と、正体のこうあるべきと第1次感情を考える習慣をつける。
ちなみに私はいつも同じ”こうあるべき”でイライラしてしまいます。
家事育児に関して言うと、
母の呪縛
によるこうあるべき。
自分の母は、仕事をしながらも家事に手をかける人です。
小さい頃から外食はほとんどなかったし、お惣菜を買ってくることもありませんでした。。
父も家事に協力的ではありますが、
基本的には母が家事育児をやっていて、
その姿を見て育っているから、母(妻)はそうあるべきという
呪縛からなかなか抜けられないのです。
主人が家事を手伝ってくれることに申し訳ないと思う。
自分ができないからだと思ってしまう。
お惣菜を買うと、サボってしまったと後悔する。
せっかく理解のあるパートナーに恵まれたのだから、
少しずつ呪縛から離れたいものです・・・。