くるみボタンキット 100円ショップ vs 手芸屋さん

くるみボタンキットで作られたくるみボタンやハンドメイド小物をよく見かけます。短時間で簡単にできることや余ったハギレを活用出来るのが嬉しいですね。最近は100円ショップの手芸コーナーが充実しており、くるみボタンキットもたくさん販売されています。手芸屋さんで販売されているものに比べると100円ショップのキットは激安です。品質が許容できれば大変魅力的です。
そこで、
100円ショップと手芸屋さんのくるみボタンキットで品質はどれだけ違うのか??
以前から気になっていたため比較してみました。
27mmくるみボタンキットで比較
使用したのは、
- ダイソーくるみボタン 27mm
- KIYOHARA サンコッコー カバードボタン 27mm SUN15-22
比較項目
- 価格
- ボタンパーツ品質
- 製作キット品質&作りやすさ
- 完成品
比較結果
1. 価格
- ダイソーくるみボタンキット 12個+製作キット 100円
- KIYOHARA カバードボタン 4個+製作キット 450円
今回は製作キット付きで比較しましたがボタンパーツのみの補充用もあります。補充用は、ダイソーが15個100円 KIYOHARA カバードボタンが7個450円。
2. ボタンパーツ品質
ボタン上部:厚みと形状はほぼ同様。全体と特に端部のエッジの加工が手芸店の方が綺麗です。変形に対するしなやかさ(?)もやや手芸店の方が良いようです。
ボタン下部:厚さと曲げの形状の違いで、手芸やさんの方がかなりしっかりしています。ボタン上部と同様、エッジ部の加工も綺麗。縫い付け部分のループがダイソーはボタン下部と別体(カチャカチャ動く)に対し、手芸やさんは一体なのも大きな違いです。
3. 製作キット品質&作りやすさ
どちらも型紙と作り方が付属です。ダイソーは型紙が内封されているのに対し、手芸屋さんのはパッケージから自分で切り取る必要があります。型紙(必要な布)はダイソーがやや大きいです。
製作キット。台座がダイソーは側面が硬いプラスチックで底が柔らかい樹脂製、手芸屋さんは全体が柔らかい樹脂製。
作り方はどちらも同じで、台座にボタン布とボタン上部をセットし、周囲の布を中心に寄せてボタン下部を乗せ、打ちこみ具で押し込みます。
手芸屋さんの製作キットは樹脂製で柔らかいため、ボタン上部の脱着がしやすいです。ダイソーは取り付け時やや硬いですが十分許容レベル、取り外し時は底を抑えると出てきます。
4. 完成品
パーツを見たときには気づかなかったのですが、ボタンの膨らみが手芸店の方が綺麗(写真ではわかりにくいですが・・・)。
淵からの”膨らみ代”が、手芸店の方が大きい。大げさに書くと⬇︎
また曲面も滑らかです。
結論
ボタンの曲面の綺麗さ、縫い付け部がボタン本体にくっついていることを求める場合は手芸屋さんのボタンキット、それらを許容できる場合は100円ショップ(ダイソー)のボタンキットで十分楽しめる。
私はこう結論づけました。