戦争は良いか悪いか
2018/10/18
八月九日、長崎に原爆投下された日です。
犠牲者の方々にお祈りを差し上げます。
中学1年生になって間もない頃、授業中に社会科の先生からクラスの全員に課題が出されました。生徒から煙たがられている厳しい先生でした。
戦争は良いことと思うか?悪いことと思うか?
理由と一緒に書いて提出すること。
悪いことと答える生徒が殆どだったでしょう。その理由を考えさせるところに、先生の授業の目的はあったのではないかと思います。
課題を提出した次の授業の時、先生は私の回答を匿名で褒めてくれました。じんときて涙が出たとおっしゃいました。私はこう回答しました。
戦争に関係のない人々、子供が死ぬから戦争は悪いこと
今思えば、先生は、こんなに簡潔で幼稚な回答が出ることを予想されていなかったでしょう。それでも褒めてくださったのは、少なくても先生も同じ意見をお持ちだったからだと思います。
そして大人になっても私の回答はまだ変わっていません。
むしろ自分が子どもをもって、ますますそう思います。小さいうちに親を亡くしてしまった子ども、子どもに十分に母乳や食べ物を与えられなかった親、頑張っても誰にもどうすることもできなかったこと、辛く悔しかった気持ちは他人事のようには思えません。
明日は我が身とならないよう、戦争もテロも、無差別殺人には反対です。